一期一会、割と聞き慣れた言葉だ。映画フォレスト・ガンプにも使われていた。
禅語の中から少しでも楽しく生きるヒントを探っていきたい。
『一期』は、人が生まれて死ぬまでの一生のこと。
『一会』はただ一度の出会いをいう。
だから生まれてから死ぬまでの間の一生に一度の出会いであると思われがちだが、それは正確では無いらしい。毎日の同じ出会いであってもそれは一生に一度の出会いということなのである。
何気なく過ごしている毎日、家族や職場の人々、友人など、毎日の出会いも同じ出会いは無い。
何故なら、そこには時間的な流れがあるから、同じ出会いは二度と来ないということである。
そして人はいつ死ぬかわからない。『一期』つまり、人生は無常ということなのだ。
そのことを少し、意識するだけでも色褪せた同じ繰り返しの毎日でも景色が変わって見えるかもしれない。時は流れているのだ。常に。
命の輝きを感じられる毎日がそこにはあるのかもしれない。
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